あの最恐心霊スポット『犬鳴村』ってどんな村?
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Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第775回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、2月7日に公開された『犬鳴村』をご紹介します。
ホラー映画の名手・清水崇監督が手がける、完全オリジナルの王道ホラー
臨床心理士の森田奏の周囲で、奇妙な出来事が次々と起こり始める。奇妙なわらべ歌を歌い出しておかしくなる女性、行方不明になった兄弟、そして不可解な変死事件。そのすべてに共通するキーワードとして、心霊スポットとして知られる犬鳴トンネルが浮上する。
突然死した女性が遺した言葉を頼りに、謎を解明するために犬鳴トンネルに向かう奏。しかしその先には、決して踏み込んではならない驚愕の真相があった…。
福岡県に実在する心霊スポットを舞台に描いたホラー映画『犬鳴村』。完全オリジナルストーリーで映画化したのは、『呪怨』を手がけ、そのハリウッドリメイクでは全米第1位を獲得したホラー映画の名手・清水崇監督。
制作が発表された段階から、世界中のあらゆる映画会社から公開のオファーが殺到した本作が、ついに公開となりました。
本作の題材となっている犬鳴村は、“最凶の心霊スポット”と話題になっている実在の場所。現在は封鎖されている旧犬鳴トンネルの出口には「コノ先 日本国憲法 通用セズ」という看板がある。
すべての携帯電話は圏外になってしまう。旧犬鳴トンネルのそばにある電話ボックスは、「必ず出る」…。このような都市伝説が数多く存在し、ネット掲示板やSNSには村周辺を訪れた人たちの恐怖体験が寄せられています。
しかも犬鳴村そのものは、現在はダムの底に沈んでしまい、日本地図上ではその痕跡さえ残っていないという、多くの謎に包まれた村なのです。
これらまことしやかに囁かれている“伝説”は、単なる都市伝説なのか、それとも真実なのか…。いわゆる“心霊スポットムービー”ではなく、王道のホラー映画として完成させた清水崇監督の手腕が光る1作。
ひたひたと押し寄せて来る恐怖を、あなたもスクリーンで体感して。
『犬鳴村』
2020年2月7日(金)から全国ロードショー
監督:清水 崇
原案:清水 崇、保坂大輔、紀伊宗之
脚本:保坂大輔、清水 崇
音楽:海田庄吾、滝澤俊輔
撮影:福本淳
プロデューサー:紀伊宗之、中林千賀子
主題歌:Ms.OOJA「HIKARI」(UNIVERSAL SIGMA)
出演:三吉彩花、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凜香 、奥菜恵、須賀貴匡、田中健、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子
(C)2020 「犬鳴村」製作委員会
公式サイト http://www.inunaki-movie.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/