スマホにまつわる恐怖、再び。
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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第779回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、2月21日から公開の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』をご紹介します。
メガヒットを記録したSNSミステリーの続編が、早くもスクリーンに登場!
長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件が終幕してから数ヵ月。同じ事件現場から、新たな身元不明の死体が発見される。
事件を追っていた刑事の加賀谷は、真相を探るため、かつて自分が逮捕した殺人鬼・浦野のもとへ。獄中の浦野は、彼が師と仰ぐ“M”という人物の存在を明かす。同じころ、加賀谷の恋人・美乃里が謎の男に狙われていることに気が付き…。
2018年に北川景子主演で公開された『スマホを落としただけなのに』。「SNSミステリー」という、現代社会を反映させた新たなジャンルを開拓した本作は、スマホ世代の若者を中心に瞬く間に話題を呼び、メガヒットを記録しました。
その続編となる『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が、2020年、早くもスクリーンに登場します。
主演を務めるのは、前作で事件を解決に導いた刑事・加賀谷を演じた千葉雄大。そして連続殺人鬼・浦野役には、前作に続き、成田凌。刑事と殺人鬼という真逆の立場でありながら、“表裏一体”とも思えるキャラクターを演じる2人の演技合戦は大きな見どころ。
そして本作でヒロインを務めるのは、男女問わず高い支持を誇る白石麻衣。先日、乃木坂46からの卒業を発表。今後、女優としてますますの活躍が期待される彼女。高いポテンシャルを感じさせる演技は必見です。
志賀晃による原作小説「スマホを落としただけなのに」と「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」は、シリーズ累計78万部を突破中のベストセラーに。
そして2020年1月には待望のシリーズ3作目「スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス」が発売。さらにはコミカライズ、ラジオドラマ、そして舞台化と、驚異のスピードでメディアミックスを展開しています。
観る者の期待を裏切り続ける“スマホワールド”。まだまだ日本中を震撼させそうです…。
『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
2020年2月21日(金)から全国東宝系にて公開
原作:志駕晃「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(宝島社文庫)
監督:中田秀夫
脚本:大石哲也
主題歌:King Gnu「どろん」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
出演:千葉雄大、白石麻衣、鈴木拡樹、音尾琢真、江口のりこ、奈緒、飯尾和樹(ずん)、高橋ユウ、ko-dai(Sonar Pocket)、平子祐希(アルコ&ピース)、谷川りさこ、アキラ100%、今田美桜(友情出演)、田中哲司、北川景子(特別出演)、田中圭(特別出演)、原田泰造(特別出演)、成田凌、井浦新
(C)2020 映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
公式サイト http://sumaho-otoshita.jp/
『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
著:志駕晃
宝島文庫から発売中
関連サイト https://tkj.jp/book/?cd=TD290144
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/