風邪は夏・冬でかかりやすさが違うの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(3月23日放送)で、「季節と風邪」に関して医師が回答した。
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」
番組に寄せられた健康の疑問『風邪やインフルエンザは冬のイメージが強く、私は夏に風邪をひいた記憶がありません。「夏風邪」とは言いますが「冬風邪」とは言いません。やはり珍しいことなのでしょうか? 暖かくなり、湿度があがると風邪になりにくく、うつりづらかったりするのでしょうか?』に対して、医師が回答した。
「答えるのが難しい質問です。まず、冬には風邪にかかる人が多く、夏には少ないという事実はありそうですが、どうして冬に多く夏に少ないのかという理由は、医学的に証明されていないようです。
体温低下によって、ある種のウイルスは増殖しやすいなどという研究結果があったりはするようですが、さまざまな原因が重なって違いが出るのだと思われます。
また、秋冬は人から人へ風邪がうつりやすく、春夏はうつりにくいのかと言えば、これも医学的には証明されていないようです。夏に風邪をひきづらいのはうつりやすさのせいではなく、別の要因があるのかもしれません。
質問に答えは出せませんが、冬も夏も1年中、風邪にかかる可能性はあります。体調管理には十分注意しましょう」