【ライター望月の駅弁膝栗毛】
東海道新幹線を颯爽と下って行くN700S新幹線電車の「のぞみ」号。
7月1日の営業運転開始から早くも10日、さっそく評判も上々のようです。
さて、アナタは、東京駅などで買った駅弁を、どのタイミングで食べ始めますか?
発車前から、動き出してから、新横浜を過ぎてから……人それぞれ“流儀”がありますよね。
そんな東海道新幹線の駅弁で、7月1日から新しいサービスが始まっています。
JR東海のウェブサイトには、新幹線・在来線沿線の選りすぐりのものなどを販売している「いいもの探訪」というオンラインショップがあります。
このサイトで7月1日から、東京駅と名古屋駅で「ジェイアール東海パッセンジャーズ」の駅弁を予約できる「駅弁予約サービス」が始まりました。
トップページからは、スクロールしていくことで、下のほうにバナーが設けられています。
駅弁予約サービスのトップページは、のどかな田園風景のなかを、JR東海の在来線ではおなじみの313系電車がトコトコ走る風景と共に現れました。
このサイトから利用の3日前までに予約、クレジット決済することで、東京駅・名古屋駅の指定したお店でスムーズに駅弁を受け取ることが可能です。
あらかじめ日時が決まっている旅なら、列車の予約ついでに、駅弁も予約したいですね。
このページには、「東京駅で受け取れる商品」と「名古屋駅で受け取れる商品」があります。
私・望月は、「東京駅で受け取れる商品」のなかから選択。
先日ご紹介した「東海道新幹線富士山弁當」をはじめ、さまざまな駅弁があって迷いますが、今回は、新作駅弁の1つ、「ドン!!っと肉」をチョイスしてみました。
駅弁の画像をクリック(タップ)すると、「カートへ入れる」の画面となります。
「カートへ入れる」をクリック(タップ)すると、購入規約の同意画面となります。
同意すると、氏名・メールアドレスなど購入者情報を入力する画面へ行くことができます。
なお、「いいもの探訪」の会員になっておくと、メールアドレスとパスワードの入力でログイン、受け取り店舗と日時の選択、クレジットカード情報の入力程度でサクッと購入可能。
そのあと、「ご注文内容の確認」画面へと進みます。
「ご注文完了」の画面になれば無事購入、あとは駅の売店で受け取るだけです。
合わせて、登録しているメールアドレスに「ご注文確認メール」が届きます。
このメールが受け取り時にお店で必要となりますので、PCのアドレスなどを登録した方は、スマートフォンの画面に表示、お店の方に提示できるようにしておくことがポイントです。
クレジット決済限定ですので、手持ちの現金の心配もありません。
「いいもの探訪」の会員なら、スマホでいいもの探訪の「マイページ」にアクセスして、購入履歴を提示することでも、駅弁の受け取りが可能です。
なお、売店では、メールまたは購入履歴を提示すると、確認のサインが必要です。
まだ始まったばかりですので、今後、徐々にブラッシュアップされていくと思いますが、特に夕方以降の新幹線で、駅弁の売り切れを心配されている方には有難いサービスですね。
東京・品川・新横浜の各駅で販売されている新作駅弁、「ドン!!っと肉」(1150円)。
「ジェイアール東海パッセンジャーズ」によりますと、東海道新幹線は、出張をはじめとしたビジネス需要が多いこともあって、肉系の駅弁は特に人気が高いのだそうです。
なお、7月14日までにいいもの探訪のサイトから「駅弁予約サービス」で注文した方には、駅弁1個につき1本の「静岡茶」、または「Mont Fuji 500ml(水)」のプレゼントも!!
【おしながき】
・ご飯
・黒毛和牛と三元豚のハンバーグ(煎り酒使用ハンバーグソース)
・豚肉の生姜焼き(イタリア産・ドルチェポルコ、江戸甘味噌入りソース使用)
玉ねぎ煮、パプリカ煮、枝豆煮
・ミートソースマカロニ
・ポテトフライ
・茹でキャベツドレッシング和え
・カリフラワードレッシング和え
「ドン!!っと肉」は、豚肉の生姜焼きとハンバーグがメインのたっぷり肉駅弁。
豚肉の生姜焼きはイタリア産のブランド豚「ドルチェポルコ」を熱湯で湯通しして、余分な脂を落とし、江戸甘味噌を使った特製ソースで風味豊かに仕上げています。
また、ハンバーグには黒毛和牛と三元豚の合い挽き肉を使い、ハンバーグソースには隠し味に煎り酒をプラス。
江戸の伝統と東京の国際色を活かし、肉を無理なくいただけるよう、手間をかけています。
ニッポン放送がある有楽町の街角を、東京駅を発車したばかりの真新しいN700S「のぞみ」号がゆっくりと走り抜けて行きます。
ラジオも、スマホアプリのradiko(タイムフリー・エリアフリー)で楽しむ方が増えていますが、東海道新幹線もスマホ(EX予約、スマートEX)で乗る方が増えてきていると感じます。
これからは「駅弁」も、スマホで予約、サクッと受け取っていただく時代になりそうです。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/