『悪魔はいつもそこに』あなたのなかにも“悪魔”が潜む!?

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第907回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、Netflixにて独占配信中の映画『悪魔はいつもそこに』をご紹介します。

『悪魔はいつもそこに』

第二次世界大戦からベトナム戦争までを時代背景に描かれる、罪と悲劇の連鎖

ファンタジーやコメディを多く取り揃えているNetflixのオリジナル作品ですが、サスペンスやホラーの秀作が多いことでも定評があります。

そんななか、注目を集めているのが『悪魔はいつもそこに』。

『スパイダーマン』シリーズで知られるトム・ホランドと、『トワイライト』シリーズで人気を博したロバート・パティンソンの共演でも注目を集めているゴシック・スリラーです。

『悪魔はいつもそこに』

『悪魔はいつもそこに』のあらすじ

オハイオ州の田舎町、ノッケンスティフ。孤児のアーヴィン・ラッセルは自分自身とその家族を守るべく、亡き父にまつわるトラウマを克服しようとしていた。

しかし彼の周囲には、邪悪な人間たちの思惑が渦を巻く。強盗で生計を立てるカップル、悪徳保安官、俗世の欲にまみれた神父……。

彼らが集ったとき、世にもおぞましい惨劇が引き起こされてしまい……。

『悪魔はいつもそこに』

『悪魔はいつもそこに』のみどころ

幼少期に両親を失い、学校でひどい嫌がらせを受けて来た主人公アーヴィン・ラッセルを演じるのは、トム・ホランド。当たり役ピーター・パーカーとは一線を画す複雑なキャラクターを見事に演じきり、新境地を開拓しています。

一方、罪深い神父プレストン・ティーガーディンに扮したのがロバート・パティンソン。こちらも、これまでのイケメンイメージを振り切った怪演。その変貌ぶりに注目です。

さらにビル・スカルスガルド、セバスチャン・スタン、ジェイソン・クラーク、ミア・ワシコウスカ、ライリー・キーオと、豪華キャストが顔を揃えました。

『悪魔はいつもそこに』

キリスト教の信仰がテーマのひとつとなっている本作。神の教えを歪んで解釈することで、罪と悲劇の連鎖が起こって行く。

登場人物たちの“魔が差した”姿が生々しく描き出されており、タイトルどおり“悪魔はいつもそこに”存在するものなのだなぁ~と、妙に納得させられてしまいます。

不可思議な因果がめぐる群像劇としても秀逸。ダークなサスペンスが好きな人にはたまらない1作です。

『悪魔はいつもそこに』

<作品情報>

■Netflix映画『悪魔はいつもそこに』

Netflixにて独占配信中
監督:アントニオ・カンポス
原作:ドナルド・レイ・ポロック「The Devil All the Time」
脚本:アントニオ・カンポス、パウロ・カンポス
出演:トム・ホランド、ビル・スカルスガルド、ライリー・キーオ、ロバート・パティンソン、ミア・ワシコウスカ、ジェイソン・クラーク、セバスチャン・スタン、ヘイリー・ベネット、ハリー・メリング、エリザ・スカンレン
原題:The Devil All the Time
公式サイト https://www.netflix.com/jp/title/81028870

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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