歯と歯のすき間が開いて来た。これって年齢のせい?
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「歯間と加齢の関係」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(10月15日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『歯と歯のすき間が気になり始めました。何だか年々開いて来るような。やっぱりこれって、年齢のせいなのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「歯と歯のすき間が空くというのは、歯茎に関係していることが多く、お察しの通り、年齢に関係して歯茎が下がって行くことが原因と考えられています。
本来の健康的な位置より歯茎が下がることで、歯の根の部分が露出し、歯と歯の間の歯茎の部分にすき間ができてしまいます。これを歯肉退縮と言い、中高年に増える歯周病が大きな原因となります。
また、年齢と関係のない原因では、強すぎるブラッシングによって歯茎が下がってしまい、すき間が空いて行く可能性もあります。
デンタルフロスでのケアや、歯のクリーニングをした後にすき間が空いたように感じることがありますが、それは歯の間に蓄積していた歯垢が除去されて、すき間が空いたように感じるだけですので、こちらは心配いりません。
他にも、前歯を舌で押す癖が長く続くことで、歯が少しずつ傾いてしまい、すき間ができることもあるということです」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
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