年をとると、どうして関節が痛くなるの?
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「関節痛と年齢」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(10月19日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『妻が最近肘が痛い、膝が痛いと口にすることが増えました。自分たちもそんな年頃になったのかなと思うのですが、年をとると、どうしてあちこちの関節が痛くなるのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「年齢とともに関節の痛みを感じるという方は増えており、特に女性はその傾向が強いです。
厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、女性では自覚のある怪我や痛みのなかで、肩こり・腰痛に続き、手足の関節の痛みが第3位になっています。
関節の痛みを引き起こす原因はさまざまありますが、加齢によって関節の軟骨がもろくなったり、関節を支える筋肉が衰えることによって起こるケースが多いようです。
最近では、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが、関節の痛みに関係していることもわかって来ました。女性らしい体づくりに関係しているエストロゲンは、血管の柔軟性を保ったり、骨粗鬆症を予防するなどの働きをしています。
閉経後の女性はこのエストロゲンが減少するため、男性よりも関節痛を感じやすくなると言われているのです」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
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定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!