寝つきが悪いけど、寝酒はやっぱりダメ? 医師が回答
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「寝酒」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(10月22日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『最近は何だか寝つきが悪く、布団に入って睡魔を待つのが嫌で、ついつい寝酒をしてしまいます。この習慣、やっぱりダメでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「寝付けないからと言って、寝酒をするのはおすすめできません。
アルコールにはリラックス作用がありますから、飲むと心地よくなって眠りにつきやすくなります。ですが、睡眠中にアルコールが分解されて体内の濃度が下がって来ると、夜中に目が覚めてしまったり、眠りが浅くなりがちです。
また、毎日続けることで耐性ができて、少しの量では酔いを感じなくなってしまい、依存症にもつながります。こうしたことを考えると、習慣的に寝酒をするのはおやめになった方が無難です。
睡眠の質を上げるためには、日中適度に体を動かしたり、夕方以降はカフェインを控え、お風呂では湯船につかってリラックスするなど、お酒以外の方法で眠れるように工夫なさってはいかがでしょうか。
何よりも、『一晩寝なくても大丈夫』と気楽に構えていると、案外気づかないうちに眠りについていることもあるようです」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!