せきとくしゃみの違いって何ですか? 医師が回答
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「せきとくしゃみの違い」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(8月20日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『本当に素朴な疑問ですが、せきとくしゃみの違いって何ですか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「せきもくしゃみも、埃や花粉、細菌などの異物が体内に入らないようにするための防御反応なのですが、どこが刺激されて起こるかという違いがあります。
喉、気管、気管支に異物が入ったり、炎症によって刺激を受けたりすることの反射運動として出るのが、せきです。気管内の分泌物である、痰を外に出す役割もあります。
一方、鼻の粘膜が異物の刺激に反応して、鼻水や吸った空気、口腔内の唾液と共に勢いよく出されるのがくしゃみです。
どちらも風邪やインフルエンザなどの症状として知られていますが、喘息、肺結核、肺がん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心不全などでは、せきの症状が見られます。
アレルギー性鼻炎や寒暖差アレルギーなどでは、くしゃみの症状が特徴的な症状として多く見られます」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
(ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」8月20日放送分より)
番組情報
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