水で歯がキーンとしみた。このまま放っておいて大丈夫? 医師が回答
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「水でしみる歯の放置」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(8月31日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『朝起きて冷たい水を飲んでいたら、キーンと歯がしみたのですが、放っておいたら治まりました。子育て中でしばらく歯医者さんには行っていないのですが、このままで大丈夫でしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「しみるという感覚は、体調や環境などによっても変化するもので、冷たい水を飲んだときにキーンと刺激されるような痛みが走ると、『口のなかのトラブルかな?』と心配になる方が多いでしょう。
大きな原因として考えられるのは、やはり虫歯です。歯を覆っているエナメル質のすぐ下にある、象牙質という層まで虫歯が進むと、しみるような痛みを感じてしまいます。虫歯が進行してしまっているためです。
もう1つの原因は、知覚過敏と言われるものです。歯茎が下がることで、歯の根元の象牙質が露出し、それでしみると感じる症状が出ます。
歯茎が腫れたり出血したりする歯周病は、加齢によって起こりますし、歯磨きのときに強すぎるブラッシングをしてしまったり、歯ぎしりや食いしばりによってもしみる症状につながることがあります。
虫歯が疑われる場合は、速やかに歯科の受診をおすすめします。それ以外の場合でも、治まった痛みが再び起こるようであれば、放っておかず歯科を受診して相談しましょう」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
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定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!