“目やに”って、いったい何? 医師が回答
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「目やに」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月1日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『先日、小学生の息子に質問されて答えられなかった素朴な疑問です。目やにって、何なのでしょうか? 身体にはよくないのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「目やにというのは、目から出る分泌物のことです。目のなかの汚れやホコリ、古い細胞は、涙と一緒に外に出されるシステムになっています。
朝起きたときに、目頭に少しついている程度の目やには、代謝活動によるものですから、きれいに洗い流してください。
ただし、量が増えたときには何らかの炎症が起きている可能性があります。花粉やハウスダストに対するアレルギー反応によるもの、また細菌やウイルスが原因のものは、治療が必要な場合が出て来ます。
特に注意が必要なのは、黄緑色の目やにです。あるいは、ねばねばとした粘性のある目やにや、目が開けられないほど大量の目やにをつけている場合は、結膜炎を起こしている可能性があります。眼科での診断のもと、多くは点眼薬での治療が必要となります。
目やには目の健康状態の目安にもなりますので、『いつもと違うな』と感じたら自己判断せず、眼科を受診するようになさってください」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!