基礎代謝を上げると、何がいいの? 医師が回答
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「基礎代謝」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月2日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『40歳を超え、少しずつ自分の健康に気をつけようと、健康の話題を勉強しています。同年代の友だちに聞いたところ、「基礎代謝を上げるといいよ」とアドバイスされたのですが、基礎代謝を上げると、何がいいのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「基礎代謝を上げると、痩せやすく太りにくい身体になるという点が挙げられています。
基礎代謝とは、心臓が動く、呼吸する、血液が循環する、体温を維持するといった生命活動に、最低限必要なエネルギー代謝のことを言います。
私たちはじっと動かずにいても、エネルギーを使って生きています。1日の摂取エネルギーの多くは、この基礎代謝によって消費されるため、基礎代謝を上げることによって自ずと消費エネルギーが大きくなり、効率よく肥満を防げると考えられています。
男性より女性の方が基礎代謝は低く、10代をピークに加齢とともに下がるのが一般的です。
とは言え、諦める必要はありません。筋トレはもちろん、ジョギングやウォーキングのような有酸素運動は、基礎代謝アップにつながることが知られています。
他にも、基礎代謝が上がると体温が上がり、低体温から来る肩こりや冷え性など、さまざまな不調が改善するとも言われています」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!