キャスターの辛坊治郎氏が12月21日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さんが、大学への裏口入学を報じた週刊新潮の記事を名誉棄損として訴えた裁判の東京地裁の判決について、自身の経験も踏まえコメントした。
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爆笑問題・太田光 週刊新潮「日芸裏口入学報道」名誉毀損で勝訴 440万賠償命令 判決を受け会見 新宿区のホテル 撮影日:2020年12月21日 写真提供:産経新聞社
爆笑問題の太田光さんが日本大学芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉棄損されたとして、新潮社に3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟で、東京地裁の田中孝一裁判長は12月21日、新潮社に440万円の支払いを命じる判決を言い渡した。21日の判決で田中裁判長は「真実の証明があったとは言えない。十分な取材を行ったとは言い難い」とし、その上で「原告の社会的評価を看過できない程度で低下させた」と述べ、名誉棄損を認めた。一方、謝罪広告については必要性が認められない、と太田さんの主張を退けている。今回の判決に対し、太田光さんは時折ボケを入れながら記者会見を開いている。
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新潮社側は直ちに控訴するとしている。
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辛坊治郎
辛坊)これ440万円じゃあね、裁判費用にもならないと思います。弁護士費用等でね。だからもうそこじゃないんですね。これね、週刊誌相手に名誉棄損訴訟起こすというのは、ものすごく心理的ハードルも金銭面も時間もかかりますしね、ものすごくハードル高いのですが、それをやった太田光さんは、私は偉いと思いますよ。
私は一応、似たようなケースで、弁護士に(頼んで)訴状もできているのですよ、あとはもう裁判所に送るだけなのですが、どうしようかという段階で面倒くささを考えて(ストップして)ですよ……それで失われる時間というのがね、私みたいに後ろの時間が残り少なくなってきていると、これで何年も時間を使うことが自分の人生のなかでどうなんだろうという。
だからといって、週刊誌、書き放題でいいとは決して思わないでね。「ちょっとあなたたち何のために仕事をしているの」と、私は週刊誌の記者に是非言いたいですね。