「季節や温度と精神」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(12月23日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『寒いと何だかイライラします。季節や温度と心の状態って、関係があるのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「季節や温度と心の変化には、関係があるようです。いくつかの要因が考えられますが、1つは日照時間との関係が指摘されています。
日光を浴びると、脳のなかでセロトニンというホルモンが分泌されます。不安感を抑えて幸せを感じるなど、気分の安定にかかわる働きをしています。
冬になって日照時間が減ると、このセロトニンの量が減り、それが気分の落ち込みと関係するのでは? という指摘もあるようです。
他にも、屋内と屋外の寒暖差や、気圧の変化が自律神経に影響を及ぼすことも考えられます。
季節の変わり目で気分の変化や落ち込みを感じたら、日光浴を兼ねた散歩で体を動かしたり、食生活を見直すなど、いつも以上にバランスのよい生活を心がけていただきたいです」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!