ついつい貧乏揺すりしてしまう。体には悪いことなの? 医師が回答
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「貧乏揺すり」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(1月14日放送)で解説された。
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ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」
番組に寄せられた健康の疑問『気がつくと貧乏揺すりをしています。貧乏揺すりって健康には悪いことなのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「貧乏揺すりは、周囲からはうるさい、行儀が悪いと冷ややかな目で見られることが多いでしょう。しかし最近では、体にとって意外なメリットがある可能性がわかって来ました。
1つは、体を小刻みに動かすことで筋肉が伸縮し、血流を改善させることで冷えやむくみを予防したり、改善する効果があると言われています。
同時に、長時間同じ姿勢でいることによって血流が悪くなり、血栓と呼ばれる血の塊ができる『エコノミー症候群』の予防も期待できます。
この血の塊が剥がれて肺の血管に詰まると、呼吸困難など重大な症状を引き起こします。予防には水分補給や適度に体を動かすことがいいとされ、貧乏揺すりもエコノミー症候群の予防につながるという見方があるようです。
とは言え、周囲からいい印象が得られるものではありませんので、積極的にお勧めすることは難しいですね」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団