キャスターの辛坊治郎氏が1月21日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。韓国文政権による女性外相の突如の交代劇の裏側について言及した。
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北朝鮮、金与正氏=2019(平成31)年3月2日、ベトナム・ハノイ(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社
辛坊)これは一般誌を読んでいるとなかなか分からなくて、今日の夕刊フジ3面で、ああこういうことか、と思ったのですが、文政権がつい最近あの有名な女性の外務大臣の康京和(カン・ギョンファ)さんをクビにしましたよね。文政権発足以来の看板のような女性でしたから、なぜ女性の外務大臣をクビにしたのだろう、と疑問だったのですが、これについて読んでみると、
『韓国大統領府高官は外相交代の理由について「米国のバイデン新政権発足に合わせ、外交ラインに活力を吹き込みたいという趣旨だ」と説明した。ただ、韓国メディアは金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委員会副部長の発言と関連付けて報じている。
康氏は昨年12月、国際会議の場で北朝鮮が韓国のコロナ支援の申し出に反応しないことを紹介したうえで、北朝鮮で感染者が出ていないとしていることを「信じがたい」と発言した。
これに対し、与正氏は、「冷え込んだ南北関係にさらに激しい冷気を吹き込もうとして必死の様子だ。われわれはこのことを末永く覚えておき、おそらく正確に計算しなければならないだろう」とする怒りの談話を発表した。その後、文政権で康氏の更迭が浮上したというのだ。』
~『夕刊フジ』2021年1月21日記事 より
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安倍晋三首相を表敬した韓国の康京和外相=2017年12月19日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社
辛坊)要するに、北朝鮮の覚えがめでたくない外務大臣を切ったのではないかということで、それでは韓国の人事は北朝鮮に支配されているのか、という構図がこの3面の記事で明快に浮き上がります。