キャスターの辛坊治郎氏が2月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の辞任にともなう後任選出において、「穿った見方」で、その経緯を推測した。
辛坊)今日の夕刊フジ、横1面の大きな見出しです。
『聖子新会長 セクハラ 過去 地獄』
~『夕刊フジ』2021年2月18日発行(1面) より
辛坊)すごい見出しがついたものだ。3面ですね。
『嫌がる「橋本聖子新会長」でムリヤリ一本化、森氏“院政”へ 五輪組織委人事問題 批判噴出で再び空中分解の危機 』
~『夕刊フジ』2021年2月18日発行(3面) より
辛坊)……ということで、今回そうなった背景がいろいろ書かれているのですが、
『橋本氏は首相官邸と組織委の意向を受けて当初から本命とされていたが、本人は会長就任にはすこぶる消極的だった。不祥事を抱えるリスクを自身が最も承知していたからだ。
しかし、これを察知した小池百合子都知事は、小谷実可子スポーツディレクター(54)を推す動きを活発化させた。小池氏は森氏と犬猿の仲であることから、橋本氏の就任には否定的。小池氏と橋本氏は東京五輪のマラソン札幌移転問題でも対立した。そこで小池氏は森氏と不仲だった日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長にかわいがられた小谷氏を推したのだ。
小谷氏は国際感覚に優れ、英語も堪能。意欲もあったとされるが、政財界との調整能力は低く、小池氏の影響力が強くなるのは必至。小池氏とは水と油の菅義偉首相にとって、小谷氏は最も避けたかった。』
~『夕刊フジ』2021年2月18日発行(3面) より
辛坊)……ということで、はい。間を飛ばしますが……
『橋本氏が受諾すれば森氏の“院政”が確実といわれている。』
~『夕刊フジ』2021年2月18日発行(3面) より
辛坊)まぁそうなりそうですね。
『2019年の五輪相就任の際には「彼女のことは“娘”だと思っている」とコメントした森氏。橋本氏も「私にとって“政界に導いていただいた父”です」と返している。
~『夕刊フジ』2021年2月18日発行(3面) より
辛坊)私ね、ふと思ったのですけれど。最初に川淵さんの話をリークしたのは……相当穿った見方ですよ、相当ねじ曲がった私の見方ですが……不祥事を起こして辞めることになった森さんが、次に川淵さんを指名したら潰れるに決まっている。はなから橋本聖子さんが本命で、最初に川淵潰しで最初の話をリークしたのではないかと……
辛坊)ただ、そこまでいろいろ策を弄するだけの才知が森さんにあるかという問題。
飯田浩司アナウンサー)なんてことを言うんですか。一寸先はなんとやらと言いますからね。
辛坊)夕刊フジ、3面めっちゃ面白いです。
増山さやかアナウンサー)ご覧になってみてください。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)