「静電気と体質の関係」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(2月3日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『静電気が溜まるのは体質なのでしょうか? 何かを変えたら静電気は減る、そんなことってあるのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「体のなかに溜まった静電気は、空気中の水分を通して自然に放電されています。
空気中の水分が少ないと放電しにくくなり、金属などに触れた瞬間に溜まった電気が一気に放出されるので、乾燥する冬にはよく静電気で『パチパチ』という嫌な痛みを感じることがあります。
静電気が体に溜まると、体内のイオンバランスが崩れることにつながり、血流が悪くなると考えられています。血流が滞ることで肩こりや腰痛、冷え症、動脈硬化など健康に影響を及ぼす可能性もあります。
また、溜まった静電気が放出されるときに、ビタミンCやカルシウムを失うとも言われています。さらに、空気中のほこりや細菌を引き寄せて、皮膚にダメージを与える可能性もあります。
できるだけ放電しやすい環境をつくるために、『室内環境の乾燥に気をつける』『肌の保湿を心がける』『天然繊維の服を着るようにする』など、身近なことから始めてみてはいかがでしょうか」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!