全豪オープンの開催を東京五輪・パラリンピックの参考にするべき
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ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」(2月24日放送)に数量政策学者で内閣官房参与の高橋洋一が出演。IOCの理事会に東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が参加するというニュースについて解説した。
2月24日、国際オリンピック委員会の理事会を開催
2月24日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が開催される。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長もリモートで参加し、新会長就任の報告を行う予定である。
新行)橋本聖子会長がIOCの理事会に出席するのは、就任後初めてとなります。
高橋)聖子さんが後任の会長になって、オリンピックらしくてよろしいのではないですか。政治家でもあったし、森さんとは清和会という同じ派閥で先輩後輩にあたるので、バトンも渡しやすく、スムーズに行った気がします。女性で、オリンピックに7回も出ていて、本当にすごいですよね。議員になってからも出たのですよね。
新行)夏と冬どちらも出ていますからね。
高橋)オリンピックのトップとして相応しいのではないですか。
最低ラインは「無観客での開催」
新行)これから取り組んで行く課題もさまざまありますけれども。
高橋)東京オリンピックはやりますよ。最低ラインは無観客で、あとはどれだけ観客を入れるかというところです。IOCもオリンピックはドル箱だから、やらないというわけにはいかないですしね。IOCとしては、無観客でもテレビ放映すればいいのです。あとは東京の問題で、コロナも落ち着いて来るだろうし、観客を少なくして開催するということになるのではないでしょうか。それでも「できない」と言う人がいますけれど、これはやります。
新行)「できないのではないか」という報道もありますが。
高橋)「できないのではないか」という意味は、「観客を入れられないのではないか」という話ですよね。無観客での開催がミニマムラインだと思います。どれくらいまでできるかというのは、これからのコロナの状況次第なので、それは不確定でしょうね。
全豪オープンの開催を参考に
高橋)テニスの全豪オープンも開催したではないですか。あれも最初は無観客だったけれど、途中から観客を入れていたでしょう。いい例なのではないでしょうか。いまでもできるわけだから、半年後となれば、状況は違うと思います。いまの話と半年後をマスコミは一緒に考えてしまうけれども、それはやめた方がいいと思います。
新行)以前、車いすテニスの上地結衣選手の囲み取材がオンラインであったときに伺ったら、選手は「この動線でないとダメ」だとか、「この区間のみに滞在する」などして対策をしていたそうです。必要であれば組織委員会にも、その情報を提供したいとおっしゃっていました。
高橋)オーストラリアと日本は、同じような感染状況です。その半年後と考えれば、状況が違って来ます。あとは運営の仕方ですが、半年以上期間があるので準備できると思います。
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