千葉県で誕生した世界初の種なしビワ「希房」
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「ビワ」です。
ビワには大きな種がありますが、「これがなければ、もっと食べるところがあるのに!」と思ったことはありませんか?
そこで千葉県農林総合研究センターでは、1991年(平成3年)から「種なしビワ」の開発に取り組みました。「種なしブドウ」がありますが、その技術をビワに応用したそうです。そして生まれた「種なしビワ」には『希房(きぼう)』という名前が付けられました。
現在の千葉県南部のことを「房州(ぼうしゅう)」ともいいますが、『希房』の「房」は「房州の房」を表しています。この地方で栽培されているビワは「房州びわ」と呼ばれていて、皇室にも献上されることでも知られています。
こうして誕生した種なしビワの『希房』ですが、2006年に品種登録されました。こうして「世界で初めての種なしビワ」が誕生しました。
2008年に初めてセリにかけられた時、「サイズが一番大きい10個入りのもの」が5万円で落札されたそうです。つまり1個5000円です。小さいサイズのものでも、8個入りで1万円だったそうです。
現在、出回っている『希房』は、当時と比べるとお求めやすくはなっていますが、それでも一般のビワよりもちょっとお高いそうです。
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