関西で海苔と言えば「味付け海苔」 その文化を生んだ背景
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「ご飯のお供」です。
味付け海苔とは、干した海苔にお醤油や唐辛子などで味をつけたものです。
1869年(明治2年)、山本徳治郎(徳は旧字体)さんという方がお醤油やみりんで味付けした海苔を開発しました。それが現在の味付け海苔の原点にあたるものなんだそうです。この山本さんは東京・日本橋にあります海苔の老舗「山本海苔店」の二代目です。当時は刷毛(はけ)で1枚ずつ味付けしていたので、生産量が限られてお値段も高かったそうです。
そんな味付けのりの大量生産に乗り出したのが、大阪にあります「ニコニコのり」です。1931年(昭和6年)に味付け海苔の機械を開発し、大量生産が可能になりました。これによって大阪や関西では、味付け海苔がポピュラーになったそうです。
ちなみに「韓国海苔」も味付け海苔の一種で、一般的にはお塩とゴマ油で味付けされています。
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