駅弁グッズで家呑みでも旅気分!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

ひっぱりだこのお猪口

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ひと仕事終わって軽く一杯……というのは、すっかり過去のもの。都市部の飲食店では、お酒の提供はなく、時計の針が夜7時を回れば、閉店時刻を気にする時代になりました。いま心置きなく酔えるのは、我が家だけなのです。そんなおうちで旅気分を楽しみながら、お酒を楽しむことができる駅弁グッズが登場しています。

N700S新幹線電車「のぞみ」、山陽新幹線・新大阪~新神戸間

N700S新幹線電車「のぞみ」、山陽新幹線・新大阪~新神戸間

東海道・山陽新幹線の最新型車両・N700S新幹線電車の「のぞみ」号がやって来ました。この辺りは兵庫県西宮市。日本一の酒どころと言われ、全国ブランドも多く作られているエリアです。残念ながらいま(5/21現在)は、新幹線の車内販売も新大阪以西は休止中。新大阪以東もアルコール類の販売は見合わせています。昨秋(2020年)のGo To 期間中は車内で酒盛りをしているグループも見受けられましたので、致し方ないかなと私は思います。

ひっぱりだこのお猪口

ひっぱりだこのお猪口

我が家にいながら旅気分を盛り上げるグッズとして、神戸を拠点に駅弁を製造している「淡路屋」から今年(2021年)4月に登場したのが、「ひっぱりだこのお猪口」(500円)です。名物駅弁「ひっぱりだこ飯」の壺を小型化し、実際の駅弁と同じ陶器製で、直径約4.8cm、高さ4.5cm、手のひらサイズのお猪口にしたと言います。淡路屋のオンラインショップ限定販売で、1日最大100個、総数約5000個を販売(予定)しています。

ひっぱりだこのお猪口で、筆者も我が家で軽く一杯

ひっぱりだこのお猪口で、筆者も我が家で軽く一杯

この日は、東京駅で買える鉄道ゆかりのお酒で一杯。これはなかなか気分がいいもの。蛸壺型ですので、口元がちょっぴりくびれているのはご愛敬。オンラインで一緒に駅弁を買い求めてお酒を楽しむのも十分にアリ。せっかくなら灘の名酒を買い込んで、日本有数の酒どころと関西有数の名物駅弁を思い浮かべながら、我が家で旅気分を楽しんでみるのもいいでしょうね。

ひっぱりだこの珈琲カップ

ひっぱりだこの珈琲カップ

「ひっぱりだこ飯」に関連したグッズでは、平成30(2018)年の「ひっぱりだこ飯」発売20周年を記念して生まれた「ひっぱりだこの珈琲カップ」も有名です。昨年の自粛期間に、ペアカップとなって、我が家ではすっかり日常の風景のなかに溶け込みました。この他、多くの人からの要望で作られた「ひっぱりだこの蓋」が大人気商品となったのは、記憶に新しいところです。

223系電車「新快速」、山陽本線・塩屋~須磨間(2018年撮影)

223系電車「新快速」、山陽本線・塩屋~須磨間(2018年撮影)

名物駅弁が1つ生まれると、関連グッズがたくさん生まれるのも、駅弁業界の特徴です。Tシャツやマグカップ、トートバッグなど、各駅弁屋さんがさまざまなグッズを出されています。なかでも「ひっぱりだこ飯」の関連グッズは、蛸壺型の陶器製容器という特徴を活かした、思わずクスッと笑えて、普段遣いしても違和感のないグッズが魅力的。遠くへ出かけにくいときは、駅弁グッズを使って、我が家で旅気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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