『いのちの停車場』『くれなずめ』~いま、この瞬間を生きる!

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第997回】

画像を見る(全13枚) (左)『いのちの停車場』/(右)『くれなずめ』

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、現在公開中の『いのちの停車場』と『くれなずめ』をご紹介します。

『いのちの停車場』

映画館で観たい!『いのちの停車場』~吉永小百合が初の医師役に挑戦

作家としても活躍する現役医師・南杏子の同名小説を、成島出監督が映画化した『いのちの停車場』。

吉永小百合が自身初となる医師役に挑んだ社会派ヒューマンドラマが、スクリーンにお目見えしました。

『いのちの停車場』

『いのちの停車場』のあらすじ

長年にわたり、東京の救命救急センターで働いていた医師・白石咲和子は、ある事情から病院を退職し、父が暮らす実家の金沢に戻ることとなる。

新しい勤務先は、在宅医療を行う「まほろば診療所」。院長の仙川徹は、いつも陽気な人柄で患者からの信頼も厚い。また訪問看護師の星野麻世は、亡くなった姉の子を育てながら働くしっかり者だった。

東京では、“患者のいのちを救う”ことを第一義に考えて邁進して来た咲和子。しかし「まほろば診療所」ではまったく違ったアプローチから治療を行っており、その考え方や方針の違いに、咲和子は戸惑いを覚える。

それでも、仙川や麻世、そして東京から咲和子を追いかけて来た元大学病院職員の野呂聖二たちに支えられて、在宅医療だからこそできる患者や家族との“向き合い方”を見出して行く……。

『いのちの停車場』

『いのちの停車場』のみどころ

主人公の白石咲和子を演じるのは、吉永小百合。122本の映画出演作のなかでも、医師役は今回が初めて。

役づくりでは医療の最前線で戦う現役医師から指導を受けるなど、並々ならぬ情熱を注いで撮影に臨みました。常に患者のことを考えて行動する優しい眼差しが印象的で、その真摯な姿に心動かされる人も多いことでしょう。

また在宅医療に向き合う「まほろば診療所」のメンバーには、豪華な顔ぶれが実現。

「まほろば診療所」の運転手で医大卒業生の野呂聖二役に松坂桃李、看護師の星野麻世役に広瀬すず、そして院長の仙川徹役に西田敏行。見事なアンサンブルで、志をともにする医師たちの絆を体現しています。

さらに主要メンバーを取り囲むキャストには、石田ゆり子、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、泉谷しげる、みなみらんぼう、田中泯と、実力派キャストがズラリ。さまざまな家族の形、そして人間模様が繊細に繰り広げられます。

『いのちの停車場』

最期の一瞬の輝きに寄り添い、やがて来る“その日”をその人らしく迎えるにはどうすればいいか。一見すると重くのしかかって来るテーマのように感じられますが、本作には人が人を思う温かさや、懸命に生きる活力と勇気が随所に散りばめられています。

“自分らしく、いのちをしまう”ということは、“限りある時間を、如何に過ごすか?”ということ。明日への希望につながる、珠玉の名作です。

『くれなずめ』

コチラも映画館で観たい!『くれなずめ』~成田凌主演、愛おしくてたまらない時間は、きっと誰にでもある

高校時代に帰宅部でつるんでいたアラサー男子6人が、友人の結婚式で余興をするために、5年ぶりに再会。披露宴と二次会の間の長い時間、学生時代に思いを馳せる……。

わちゃわちゃとした男たちの馬鹿騒ぎに、“青春”、そして“友情”といった言葉がうまくリンクし、しみじみとした懐かしさに浸れる1作。全力で踊る“赤フンダンス”に、笑いと涙がこぼれます。

『いのちの停車場』

『いのちの停車場』

2021年5月21日(金)から全国ロードショー
出演:
吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、伊勢谷友介、みなみらんぼう、泉谷しげる、森口瑤子、中山忍、松金よね子、小林綾子、菅原大吉、国広富之、西村まさ彦、石田ゆり子、田中泯、西田敏行

製作総指揮:岡田裕介
原作:南杏子「いのちの停車場」(幻冬舎文庫)
監督:成島出
脚本:平松恵美子
音楽:安川午朗
劇中歌:「STATION」作詞・作曲:みなみらんぼう
エンディングテーマ 作曲:村治佳織
応援歌:「いのちの停車場」作詞:小椋佳 唄:西田敏行
オリジナル・サウンドトラック:ユニバーサルミュージック

製作統括:早河洋
企画:木下直哉
製作:手塚治、亀山慶二、吉崎圭一、原口宰、山口寿一、渡辺雅隆、與田尚志、渡辺章仁、温井伸、能田剛志、吉村和文、丸山伸一、野中雅志
エグゼクティブプロデューサー:村松秀信、西新
アソシエイトプロデューサー:木村光仁、三輪祐見子
プロデューサー:冨永理生子
キャスティングプロデューサー:福岡康裕
音楽プロデューサー:津島玄一
撮影:相馬大輔(J.S.C)
美術:福澤勝広(A.P.D.J)
照明:佐藤浩太
録音:藤本賢一(J.S.A)
装飾:湯澤幸夫
VFXスーパーバイザー:野口光一
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:田中マリ子
編集:大畑英亮
音響効果:岡瀬晶彦(J.S.A)
スクリプター:松澤一美
助監督:谷口正行
医療担当助監督:桑原昌英
俳優担当:林まゆみ
制作担当:関浩紀、曽根晋
宣伝プロデューサー:寺嶋将吾、杉田薫
ラインプロデューサー:林周治
プロダクション統括:木次谷良助
製作プロダクション:東映東京撮影所
配給:東映
「いのちの停車場」製作委員会:東映、木下グループ、テレビ朝日、電通、ジェイアール東日本企画、読売新聞社、朝日新聞社、東映ビデオ、ローソンエンタテインメント、北國新聞社、北陸朝日放送、ダイバーシティメディア、報知新聞社、JR西日本コミュニケーションズ
(C)2021「いのちの停車場」製作委員会
公式サイト https://teisha-ba.jp/

『くれなずめ』

『くれなずめ』

2021年5月12日(水)からテアトル新宿ほか全国公開
出演:成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、飯豊まりえ、内田理央、小林喜日、都築拓紀(四千頭身)、城田優、前田敦子、滝藤賢一、近藤芳正、岩松了、高良健吾
監督・脚本:松居大悟
撮影:高木風太
照明:秋山恵二郎
録音:竹内久史
編集:瀧田隆一
振付:パパイヤ鈴木
音楽:森優太
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ色」(Getting Better/Victor Entertainment)
配給・宣伝:東京テアトル
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
特別協力:エレファントハウス
製作:「くれなずめ」製作委員会(UNITED PRODUCTIONS、ハピネット、東京テアトル、Fly Free Entertainment、カラーバード)
(C)2020「くれなずめ」製作委員会
公式サイト https://kurenazume.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/


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