時計の針はなぜ「右回り」になったのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月7日放送分のテーマは「時計」です。
時計が登場するまで、人々は太陽の位置でおおよその時刻を知っていたと考えられています。そして紀元前4000年ごろ、世界で初めての時計である「日時計」がエジプトでつくられました。地面に棒を立て、太陽と棒がつくる影の位置によって、時刻を知ることができたそうです。
エジプトは北半球に位置していて、日時計の影の移動が右回りだったことから、現在の時計の針も右回りになりました。
ところが日時計は、太陽が出ない雨の日や夜には使えません。そこで紀元前1500年ごろ、「水時計」がつくられました。
底の部分に穴が開いたバケツのような容器に水を入れると、穴から漏れて段々と減って行きます。容器の内側には目盛りがあり、水の高さを測ることで時刻を知ることができました。
そんな水時計ですが、動かすと水がこぼれてしまいます。さらに暑さで水が蒸発したり、寒さで凍ってしまったりと、天気によって正確さが変わってしまうこともあったそうです。
そこで発明されたのが「砂時計」です。砂時計は天気に影響されず、持ち運びにも便利で、ひっくり返すことで何度でも使うことができます。16世紀には航海の際によく利用されていたそうです。
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