自転車のシェアリングサービスによって変わる不動産の条件

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(7月20日放送)にOpen Street株式会社 執行役員 CTOの端島忍が出演。自転車やバイクなどのシェアリングサービスがもたらす社会的なメリットについて語った。

端島忍 Open Street株式会社 執行役員 CTO

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黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。7月19日(月)~7月23日(金)のゲストはOpen Street株式会社 執行役員 CTOの端島忍。2日目は、シェアリングサービスがもたらす社会的なメリットについて---

黒木)自転車のシェアリングサービス「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を展開されているOpen Streetなのですが、ほかにもさまざまな事業を手掛けているのですよね。

端島)2019年の9月ごろからスタートした「HELLO SCOOTER」というサービスがあります。自転車と違って使っているモビリティは原付バイクです。

黒木)原付バイク。

端島)また、2020年の秋から「BLUU Smart Parking(スルースマートパーキング)」という駐車場のシェア。駐車場を予約できるサービスを展開しています。

黒木)駐車場を予約できる?

端島)駐車場をたくさん持っているオーナーの方や企業の方が、空き駐車場を登録して、料金のセッティングをします。それを自転車のサービスのように1つのアプリでマップ上に表現します。ユーザーさんも自転車のサービスやバイクのサービスと同じで、ユーザー登録をして、行先にいちばん近いところの駐車場を予約することができるのです。

黒木)つまり、駐車場のシェアリングサービスということですね。

端島)そうです。

黒木)このようなサービスは日本では新しいのではないですか?

端島)しがし、同様のサービスを展開しているのは弊社だけではありません。いろいろな競合がいる状態です。

 

黒木)自転車のシェアサービスは数年前ではあまり見かけなかったのですが、ステーションが増えていますよね。「急に増え出した」という印象を持っているのですが。

端島)さまざまな移動のデータが弊社のデータベースのなかに蓄積されています。そのデータを活用しながら、いろいろなところの開拓に使われています。これまでのデータの移動を見ながら、「ここに自転車の移動があれば、もっと活性化できるよね」などと開拓につなげています。自治体の移動対策とも親和性が高いので、その結果、自転車のステーションが増えています。

黒木)例えば、「この地域は駅まで徒歩の時間が長いから、ここにステーションがあるといいだろう」というリサーチもなさるということですか?

端島)これまでは、「駅まで徒歩〇〇分」という考え方が多いのですが、自転車を使えば5分で行けるのです。自転車を使うと人の移動範囲が急に拡大しますので、徒歩圏内ではない地域でのニーズが増えて来ています。

黒木)これからは不動産とかのチラシに「徒歩〇〇分」という表現は必要なくなるかも知れないですね。

端島)「徒歩〇〇分」はなくならないと思いますが、「自転車で〇〇分」というオプションも出て来るでしょうね。

黒木)皆さんのこれからの移動手段が変わって、そういう新しい未来図が待っているかも知れませんね。技術責任者になられたのはいつなのですか?

端島)今年(2021年)の1月です。

黒木)いかがでした? 任せられるというのは。

端島)CTOという役割になると経営面、ビジネス面を考慮しなければなりませんので、それぞれの施策やプロダクトに対して、バランスを取りながら進めて行く必要があります。その部分は新しい世界や、新しい経験になります。

黒木)シェアリングサービスが進むことで、どのような社会的メリットがあると思われますか?

端島)自転車は電動アシスト自転車なので、環境にやさしいモビリティです。そして自転車に乗ることで、運動になり、使ってくれる人は健康にもいいと思います。

端島忍 Open Street株式会社 執行役員 CTO

端島忍(はしま・しのぶ)/ Open Street株式会社 執行役員 CTO

■Open Street株式会社
■2016年11月設立。モビリティシェアサービス及びIoTデバイスの開発・提供。
■主にIoTを活用した自転車シェアリングサービス、「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を運営・展開。
■自社のシェアサイクルを運営するだけでなく、「HELLO CYCLING」をプラット・ホームとして複数のシェアサイクル事業者や自治体が参加。「HELLO CYCLING」のロゴがあるステーションで借りた自転車は「HELLO CYCLING」のロゴがあるステーションであればどこでも返却が可能。
■東京を中心にステーションがどんどん増えていて、1つのアカウントへの登録で、全国をシームレスに移動することが可能になる新しい交通インフラサービスを目指す。

■そのほか、スクーターをシェアする「ハロースクーター」や、 スポーツタイプの自転車e-Bikeをシェアする「KUROAD」などを展開。また駐車場シェアリングサービス「BLUU Smart Parking」も展開。
■将来的には電気をメインに使う乗り物に特化し、EVモビリティの活用を目指す。現在、ENEOSと連携し、超小型EV車の実証実験なども行っている。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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