人生に直結する「お金」とどう向き合うか ~生活経済ジャーナリスト・和泉昭子

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(8月13日放送)に生活経済ジャーナリストの和泉昭子が出演。生活経済ジャーナリストを目指した経緯、また、人の生活とお金の深い関わりについて語った。

※イメージ

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。8月9日(月)~13日(金)のゲストは生活経済ジャーナリストの和泉昭子。5日目は、人の生活とお金の深い関わりについて---

黒木)和泉さんのところには、さまざまな企業や個人の方からお金や生活にまつわる相談があると思いますが、それらの相談に対してはどのような心構えでアドバイスを伝えてらっしゃいますか?

和泉)「自由にその人らしく生きることができる」ということが大事だと思っています。私自身が押し付けられることに我慢できないタイプなのです。一時は会社員にもなったのですけれど、フリーランスになって、不安定ではありましたけれど、その代わりに好きな仕事を自分のペースでやって来ることができました。多くの人たちに、自分の大切なところを引き換えずに幸せになって欲しいと思います。

黒木)大切なところは持ち続けて。

和泉)そのためには、最初はお金をしっかりと増やして行く、用意することだと思ったのです。ところが長くやっているうちに、世の中かなり厳しいのですね。ですから、お金のやりくりだけをしていてもなかなか難しいので、「自分の仕事の方をどうやって拓いて行けばうまく行くのか」というところを勉強してお伝えするようになりました。

黒木)では、そういうことがきっかけで、このファイナンシャルプランナーを目指されたということですか?

和泉)そうですね。アナウンサーをしていたことがあったのですが、その時代に「女性は若くなくちゃ」という風潮がありました。それで何か専門を持たなければならないというときに、周りを見回したら、経済の人がいなかったので、経済を勉強しようと思ったのです。けれど難しいですよね。

黒木)難しいです。

和泉)勉強しても、伝えたところで難しくて、自分には関係のないもののように感じられるので、生活目線で世の中に起きている経済の事情とともにお話して行ったらどうかと思ったのです。

生活経済ジャーナリスト・和泉昭子

黒木)そうするとより身近になりますよね。それで和泉さんが起業なさった会社、「プラチナ・コンシェルジュ」はスタッフが女性だけということですが、何か意味があるのですか?

和泉)相談しやすいと言われます。男性でも女性でもいいと思うのですけれど、敷居が低くなるのではないでしょうか。お金の相談はその人の人生が見えてしまうので。

黒木)そうやって寄り添ってくれる人が世の中にいるというだけでも、心強くなりますよね。

和泉)お金のことは人生に直結していますから。以前に来られた方は、「生命保険の見直し」というテーマでいらしたのですけれど、よくよく聞いていると、40歳ぐらいで、それまで不妊治療をされて来たのだけれども諦めたと。夫が50歳を過ぎたので、これから生まれても、会社員なので育てるのは難しいので。

黒木)保険の見直しでいらっしゃった方が。

和泉)それまでは、子どもが生まれるという前提で保険にたくさん入っていたのだけれど、不妊治療に毎年100万円の単位でお金を使って来ているから貯蓄がない。だからどうしたらいいのかという相談で、奥がすごく深いのです。悲しみもあるでしょうし、人生の大きな転換点で、「これからどうやって生きて行くか」というところが入ったお金の相談になっているのです。私にはそういうところまで解決はできませんが、受け止めて、寄り添うというようなことができればいいなと考えて、周りの仲間にもそういうお話をしています。

和泉昭子

和泉昭子(いずみ・あきこ)/ 生活経済ジャーナリスト

■横浜国立大学卒業後、福武書店(現・ベネッセ・コーポレーション)に勤務。
■退社後、日本短波放送(ラジオNIKKEI)を経てフリーのキャスターに転身。
■NHKを中心にニュース・経済番組などを担当。
■1995年にCFPを取得後、マネー・キャリア・コミュニケーションに関する情報発信やコンサルティングを手掛ける「株式会社プラチナ・コンシェルジュ」を設立。
■ファイナンシャルプランナーのパイオニアであり、政府はじめ各官民間機関の委員、理事、大学教授を歴任。新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・講演などにも数多く出演。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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