16日、総裁選への立候補を表明した自民党の野田聖子幹事長代行の動きについて、この日のニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」でパーソナリティを務めた古舘伊知郎が、ジャーナリスト後藤謙次氏に訊いた。
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野田氏の立候補表明会見前に同番組に生出演した後藤氏は、古舘氏からの「推薦人20人集まるのかと言われてるんですけど、どうなんですか、今」との質問に「今、ギリギリだと思います」とし、「二階さんが最後、(推薦人を貸し出す)男気を出せば、野田さんは初めてスタートラインに立てる」と分析していた。結果、野田氏は20人の推薦人を確保したとして立候補を表明したが、放送では「立候補したとして」ということで、その野田氏の意図について解説した。
古舘)ギリギリ20人確保して、後出しのようにこれだけ遅れて出てくる。その分注目されてるんですけど、ぶっちゃけ「何ゆえ野田さんはそこまでして出たいの? 何ゆえそこまで顔を売りたいの? だって、勝てるわけないでしょうが」って思っている人が多いと思うんですけどね。
後藤)野田さんの信念というのは、やはり女性の問題、障害を抱えたお子さんを持っている、そういう弱者に対する議論があまりにも自民党は無さすぎると。それを総裁選という国民注視の大舞台の中で主張したいというのが当面の目的なんですね。
古舘)例えば高市早苗さんが、右派でガンガン国家防衛のことも、良し悪しは別にして、とにかく言ってますよね。それとは違う政策をきちっと野田さんは打ち出したいんだと。
後藤)それがまず第一だと思います。それとやっぱり総裁選に立候補したという実績を踏んでもう一回その上のステップに上に上がりたい思いが強いと思いますね
古舘)なるほど。