男性更年期障害 ~予防に欠かせないのは「運動」

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医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が12月8日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。男性の更年期障害の予防方法について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

男性更年期障害の予防方法 ~DHA含むイワシやサバ

飯田浩司アナウンサー)男性の更年期障害を予防できる方法は、何かないのでしょうか?

森田)まずは食生活について。最近いろいろな研究が出て来ていますが、脳細胞の働きを高めるDHAという成分を多く含む、イワシやサバを多く摂取すると、男性の更年期障害の予防につながるのではないかとされています。その他、緑黄色野菜などに含まれているベータカロテンやビタミンCは、活性酸素という、いわゆる老化を早めたりする物質を除去してくれるという意味で、効果的であると考えられていますね。

男性の更年期障害の予防法に欠かせない運動

新行市佳アナウンサー)身体を動かすことも大切ですか?

森田)その通りです。男性の更年期障害の予防法として欠かせないのは運動です。

飯田)運動!

森田)運動することによって、自律神経を正すことができるのです。身体を鍛えることで、脂肪も減りますし、男性ホルモンであるテストステロンを活性化させることもできます。

飯田)そうなのですね。

森田)ジムに行ったり、激しい運動をする習慣がない人も多いと思いますが、通勤のときに階段を利用したり、いつもより早歩きで歩くだけでも、効果があるのではないかと考えられています。

さまざまなストレスが更年期障害の要因に

飯田)ストレスも問題になりますか?

森田)男性更年期障害の原因はテストステロンが少なくなることだけではなく、ストレスが間接的な原因となります。例えば会社で、上司と部下との関係から来るストレスなどはありませんか?

飯田)あります、悩みますね。

森田)それから、昇進は嬉しいことだと思うのですけれど、昇進することによって部下を指揮したり、責任も生じます。それがストレスになります。

新行市佳アナウンサー、森田豊氏、飯田浩司アナウンサー

「認知行動療法」 ~「なぜこんなにストレスを抱えることになったのか」を考える

森田)さらに、我々世代に多い問題ですが、子どもが自立して離れて行き、親子関係が希薄になる。

飯田)寂しくなります。

森田)子どもが大学へ行ったり、就職していなくなってしまうと、家のなかが空になってしまう。「空の巣症候群」などという言葉もあります。

飯田)空の巣症候群。

森田)住居ローンなどの経済的な問題もあります。ストレスは山ほどいろいろなところにあるのだと思います。特に40代~50代の男性更年期世代は、これらのストレスを受けやすい環境にあるのではないかと思います。

飯田)男性更年期世代は、一方で「働き盛り」と世間的には言われる世代でもありますからね。

森田)自分では「ストレスではない」と思っていても、意外なことがストレスになっていることもあります。10分でも20分でもいいので、何かストレスになっていることはないか、考えてみてください。日記に書くのもいいかも知れません。

飯田)日記に書く。

森田)自分にとって何がストレスになっているのかを知ることが大切です。それを誰かに打ち明けたり、打ち明けなくても、日記に書くことで解決につながる場合もあります。

飯田)心のなかのものを棚卸しするような感じですね。

森田)精神医学では「認知行動療法」と言います。「なぜ自分がこんなにストレスを抱えることになったのか」ということを手繰り寄せることによって、解決の糸口が見えて来るのです。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

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