ITジャーナリストの三上洋が12月28日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。「新型コロナワクチン接種証明アプリ」について解説した。
三上)今回ですね、いわゆるワクチンパスポート、ワクチン接種証明書アプリ。あれがですね、すごくよく出来ていて。
辛坊)はい。
三上)問題もあったのですけど、まず良いことを言うと、アプリを入れて2分くらいで登録全部OKになるのですよ。
辛坊)はい。
三上)マイナンバーカードにスマホをぴたっと付けて、そうすると読み取ってくれます。私たちが入力するのは暗証番号の4桁だけ。それを入れたら全部、名前も住所もモデルナなのかファイザーなのか、どこでいつ打ったかというデータが全部ここに登録されてQRコードが出る。
辛坊)ええっ。
三上)たぶん、いままでマイナンバーカードを使った仕組みのなかでいちばん良くできているスマートな仕組みです。
辛坊)はい。
三上)今回初めてマイナンバーカード持っていてよかったなという感じです。
辛坊)そのマイナンバーカード自体、いますぐ取れるのですかね?
三上)前よりはマシになりましたね。でもやはり、3週間から1ヵ月くらいはかかってしまうと思います。
辛坊)仕方ないから取りに行くか。
三上)それがあると、住民票を取るのが簡単になるので、今年私の父親が98歳で大往生だったのですけれど、そうするといろいろ手続きがあるじゃないですか。そうすると住民票とか印鑑証明書とかたくさん取るのですよ。コンビニに何度もマイナンバーカードを持っていてやっと、「ああ便利だな」ということをやっと実感しました。
辛坊)コンビニにマイナンバーカードを持っていくと住民票取れるのですか?
三上)住民票、印鑑証明書、課税証明書が取れます。
辛坊)へえ。
三上)なかなか便利ですよね。
辛坊)そのあたりがきっとITに詳しかったら、もうちょっと世の中便利になっているのかもしれませんが……
三上)そういう面倒くささを解消する仕組みにやっとなりつつある、デジタル接種証明書アプリは。ぴっと読み込ませるだけでいいのだというのがけっこう前進したかなぁという気がします。
辛坊)日本政府もようやくデジタルに慣れてき始めたかなというときですかね、いま。
三上)そうだと思います。デジタル庁がまだ始まったばかりで、初めてのデジタル庁のちゃんとした仕事というのが今回の接種証明書アプリかと。
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辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)