「盆踊り」って何のためにできた踊りなの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月12日放送分のテーマは「盆踊り」です。
夏の風物詩の1つである「盆踊り」ですが、本来はお盆に帰ってきたご先祖様の霊を供養し、再び送り出すための行事だと言われています。盆踊りの由来は、大勢の人々が念仏を唱えながら踊る「踊り念仏(念仏踊り)」とされています。
踊り念仏は、平安時代に人々に念仏を広めたとされる「空也上人(くうやしょうにん)」が始めたと考えられているそうです。鎌倉時代になると、念仏が書かれたお札を人々に配る旅を続けた「一遍上人(いっぺんしょうにん)」によって、全国へと広まっていきます。
その後は1年に一度、この世に戻ってくる先祖の霊をお迎え・お送りするときに、みんなで「踊り念仏」を踊るようになりました。やがて時代とともに「踊りを楽しむお祭り」に変わり、各地へ伝わっていったそうです。
有名な徳島の「阿波踊り」や、岐阜の「郡上おどり」なども、こうした盆踊りの1つとされています。
各地に伝わっていった盆踊りですが、言い伝えそのものは地域によって違うそうです。とは言え、盆踊りが「お盆の時期の神聖な行事」であることは変わりありません。
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・