「天守=展望台」のようなイメージは間違い?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月16日放送分のテーマは「天守」です。
城には「天守」と呼ばれる部分があります。「天守閣」と言われる場合もありますが、これは俗語であり、「天守」は学術用語です。
天守というと城のなかで最も高い場所、最上階……高い建物に例えると、展望台の部分というイメージがありますが、そうではありません。
城というのは、周りにある堀や壁、いくつもの門などを含めた敷地全体を指します。敷地内にある最も高い建物全体を「天守」と呼びます。
東京スカイツリーで例えると、展望台が「天守」のようなイメージですが、スカイツリーは「東京スカイツリータウン」という複合施設のなかにある最も高い建物です。つまり、スカイツリーそのものが「スカイツリータウンの天守」にあたるということです。
天守は城主の権力の象徴であり、城の顔でもあります。ところが、現在でも残っているような天守は、ほんのわずかしかありません。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・