『ハウ』田中圭、俳優犬と紡いだ演技を超えた絆

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1071回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、8月19日公開の『ハウ』と『バイオレンスアクション』をご紹介します。

映画館で観たい!『ハウ』 ~きみは、いつだって生きる勇気を与えてくれる……

『いぬのえいが』(「ポチは待っていた」)、『グーグーだって猫である』シリーズなど、動物をテーマにした作品を数多く発表してきた犬童一心監督が、動物映画の新たな名作を世に送り出しました。

映画『ハウ』は、“ワン!”と鳴けない犬と、ちょっぴり気弱な青年の物語。この夏、最高の癒しをあなたに届けます。

『ハウ』

『ハウ』

『ハウ』のあらすじ

婚約者に振られてしまい、人生最悪の時を迎えていた市役所職員・赤西民夫。彼は上司の勧めで、飼い主に捨てられて保護犬となってしまった犬を飼うことになる。

真っ白な大型犬・ハウとの暮らしは最初こそ戸惑ったものの、次第に絆が深まり、いつしかかけがえのない存在となっていく。

そんなある日、ハウが突然、姿を消してしまった。あらゆる手段を尽くして探し回っていたところ、ハウによく似た大型犬が事故死したという情報が入り、民夫は意気消沈する。

しかしそのころ、ハウは遠く離れた青森の地にいた……。

『ハウ』

『ハウ』

『ハウ』のみどころ

「もう一度、民夫に会いたい」

その思いを胸に、民夫が住む横浜まで旅するハウと、旅先で出会った人々との交流を描いた本作。心優しい犬・ハウを取り巻く出演者には、犬好きの俳優たちが勢ぞろいしました。

主人公・民夫を演じたのは、話題作への出演が相次ぐ田中圭。ハウと“ふたり”で戯れる姿は実にチャーミングで、観ているこちらまで幸せな気持ちにさせてくれます。

共演には池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、市川実和子、石橋蓮司、宮本信子といった実力派キャストがズラリ。

また全編のナレーションを務めるのは、愛犬家・愛猫家としても知られる石田ゆり子。動物への慈愛に満ちた温もりのあるナレーションにも注目です。

『ハウ』

『ハウ』

本作を語るにおいて外せないのが、ハウを演じた俳優犬・ベックの存在。

自然に囲まれた無人駅でのダンスシーン。傷ついて力なく歩くシーン。夢見心地の表情を浮かべてぐっすりと眠るシーン。ハウが登場する場面は、すべてベックが自ら演じきりました。犬童監督はじめ、スタッフや俳優たちを唸らせたほどの名優ぶりをみせています。

澄んだ瞳を持ち、どんな状況下においても人間を信じ続けるハウの姿は、きっとあなたの心にも希望の光を灯してくれるはず。悩みや孤独、悲しみを抱えるすべての人の背中を優しく押してくれる、心温まる感動作です。

『バイオレンスアクション』

『バイオレンスアクション』

コチラも映画館で観たい!『バイオレンスアクション』 ~橋本環奈がゆるふわヒットガールを熱演!

ピンクボブがトレードマークの専門学校生・菊野ケイ。アルバイトは何と、凄腕の殺し屋!?

累計発行部数50万部超え、オンラインアクセス数1000万PV超え。超人気同名コミックを実写映画化した、アクション・エンターテインメント。

主演・橋本環奈がアクロバティックな殺陣やワイヤーアクションに体当たりで挑み、ハードな本格アクションを披露。あまりのキュートさに、映画館でハートを撃ち抜かれる人が続出する、かも。

『ハウ』

『ハウ』

『ハウ』

2022年8月19日(金)から全国ロードショー
出演:田中圭、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、前川佑、細川岳、田中要次、草村礼子、品川徹、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石田ゆり子(ナレーション)、石橋蓮司、宮本信子

原作:『ハウ』斉藤ひろし(朝日文庫)
監督:犬童一心
脚本:斉藤ひろし、犬童一心
音楽:上野耕路
主題歌:GReeeeN「味方」(ユニバーサル ミュージック)
配給:東映
(C)2022「ハウ」製作委員会
公式サイト https://haw-movie.com/

『バイオレンスアクション』

『バイオレンスアクション』

『バイオレンスアクション』

2022年8月19日(金)から全国ロードショー
出演:橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉、猪塚健太、箭内夢菜、兵動大樹(矢野・兵動)、くっきー!(野性爆弾)、佐藤二朗、城田優、高橋克典、岡村隆史

原作:浅井蓮次・沢田新「バイオレンスアクション」(小学館「やわらかスピリッツ」連載中)
監督:瑠東東一郎
脚本:江良至、瑠東東一郎
音楽:瀬川英史
主題歌:[Alexandros]「クラッシュ」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)

<挿入歌>
■MAN WITH A MISSION「Tonight,Tonight」(Sony Music Records)
■NOMELON NOLEMON「タッチ」(Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
■キム・ヒョンジュン「Song for a dreamer」(HENECIA)
■Fear, and Loathing in Las Vegas「Tear Down」(Warner Music Japan)

制作プロダクション:ファインエンターテイメント
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2022 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
(C)浅井蓮次・沢田新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会
公式サイト https://www.va-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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