世界経済はバブル崩壊の瀬戸際?「日本も道連れに…」森永卓郎が警鐘

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経済アナリストの森永卓郎が8月23日(火)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。世界経済は「バブル崩壊の瀬戸際」と分析し「日本も道連れになる」と警鐘を鳴らした。

世界経済はバブル崩壊の瀬戸際?「日本も道連れに…」森永卓郎が警鐘

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『垣花正 あなたとハッピー!』月曜日~木曜日 8時~11時30分 生放送

中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、事実上の政策金利となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート)の1年物の金利を0.05%引き下げ、3.65%に設定した。利下げは今年1月以来7ヶ月ぶり。停滞する国内経済の景気を下支えする狙いがあるとみられている。

森永はこの話題について「中国経済はこれまで不動産バブルでずっと来た。ところがそれがクラッシュするような状態に。それで中国政府は焦って金利を引き下げに入っているが、今年3度目の利下げで、どう考えても景気が悪くなっている。それだけではなくて、実はアメリカもヨーロッパも景気が悪くなっている」と言及。

22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価の終値は前週末比643.13ドル安の3万3063.61ドル。値下がりは2営業日連続だった。森永は「アメリカは不動産もそうなんですけど、株、石油・天然ガス、とうもろこし、小麦など、ありとあらゆるものが値上がりして儲かっていた」と、これまでのアメリカ経済を解説。「ところがそれらも、物によって違うが今年前半がピークで、下がりはじめている。いま、世界中がバブル崩壊の瀬戸際に立たされている」と指摘した。

日本経済はどうなるのだろうか。森永は「日本は、最大の貿易相手の中国、アメリカがコケそうになっているので道連れになります」と指摘したうえで、日本政府へ提言した。「そういう時は、財政と金融を緩和しないといけない。ところが岸田政権になって、ものすごい財政を絞っている。さらに日銀が出したお金“マネタリーベース”も伸びが2%ぐらい。安倍政権の時は20%ぐらいだったんです。こういう状況で財政・金融同時引き締めは危ない」と、警鐘を鳴らした。

世界経済はバブル崩壊の瀬戸際?「日本も道連れに…」森永卓郎が警鐘

■番組タイトル:ニッポン放送 『垣花正 あなたとハッピー!』
~3月28日から番組リニューアル。月~水曜日は森永卓郎が週に3曜日生出演。『森卓3DAYS』として、家庭の経済がプラスになるような話題や日々の性格に役立つ情報をたっぷり紹介、経済アナリストの森永の視点で解説していく。
■放送日:毎週月曜~木曜 午前8時~11時30分 生放送
■出演者:
<パーソナリティ>垣花正
<コメンテーター>森永卓郎 (月~水)、中瀬ゆかり(木)
<アシスタント>那須恵理子(月・水)、熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー

◆radikoタイムフリーリンク
https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20220823080000

番組情報

垣花正あなたとハッピー!

FM93/AM1242ニッポン放送 月~木 8:00~11:30

番組HP

ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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