「もなか」はどうして漢字で「最中」と書くの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月22日放送分のテーマは「もなか」です。
「もなか」を辞書で調べると、「もち米の粉を蒸して薄く伸ばし、型を用いてさまざまな形に焼いた2枚の皮を合わせ、なかにあんを詰めたもの」とされています。
漢字では「最中」と書きますが、この言葉は平安時代の「拾遺和歌集」に登場しています。歌人であり学者の源順(みなもとのしたごう)が、お月見の宴で詠んだ句のなかに「最中」が出てくるそうです。
その句は、「池の水面に映る月が美しいと感じるのは最中の月だから」という内容で、「最中」という言葉には「真っ盛り」という意味もあるそうです。「最中の月」とは、十五夜の月(中秋の名月)を指しているのだとか。
お月見の宴の席では、丸くて白い餅菓子が出されました。それを見た公家たちが、その餅菓子を「最中の月」と名付けたと言われています。
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