コロナ患者の妊婦、受け入れ先たらい回しで救急車内出産 「助かるものも助からない事態が起こりかねない」辛坊治郎が疑問呈す

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キャスターの辛坊治郎が10月3日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルスに感染した妊婦が陣痛後に分娩先の病院が見つからず、救急車内で出産していたというニュースについて言及し、「母子ともに健康だったのは何より」とする一方で、「助かるものも助からないという事態が起こりかねない現状はいかがなものか」と疑問を呈した。

※イメージ

新型コロナの感染者が増加した8月、陽性になり自宅療養していた京都府内の妊婦が陣痛後に分娩先の病院が見つからず、救急車の中で出産していたことが1日、分かった。車内に医師や助産師はおらず、救急隊が対応したという。

辛坊)恐れていたことが現実になりました。この妊婦さんはどこで出産するかを決めていて、その産院へ定期的に通っていたそうです。ところが、その産院がコロナ患者を受け入れていなかったため、入院を予定していたにもかかわらず、入れなくなってしまったわけです。そのため、たらい回しというと言葉は悪いですけれども、受け入れ先を探している間に救急車の中で出産されてしまいました。母子ともに健康だったことは何よりでした。

やはり、感染法上の位置付けが「2類相当」だから、こういうことが起きてしまうわけです。ニュースになっていないけれども、他にもこうしたことは実際に相当数起きているんだろうなと想像してしまいます。例えば私は基礎疾患があり、脳卒中や心筋梗塞で突然、倒れたとします。コロナ禍以前であれば、すぐに救急車で専門医のところへ運んでもらえました。ところが、コロナ禍ではまず抗原検査を受けさせられます。

抗原検査の結果が出るまでには15分くらいかかります。結果が陰性であれば予定していた病院へ運んでもらえるかもしれませんが、陽性だとしたら病院に受け入れを拒否される可能性もあります。一刻を争う脳卒中や心筋梗塞にもかかわらず、陽性だからという理由で無症状でも受け入れてもらえず、たらい回しのあげく時間が経過して死んでしまう恐れもあります。運よく病院に受け入れてもらえたとしても、専門医がおらず適切な治療を受けられずに死んでしまう恐れだってあるわけです。

感染しないよう細心の注意を払うことは大切です。しかし、優先順位を考えたときに、助かるものも助からないという事態が起こりかねない現状はいかがなものかと思いますね。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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