「夫婦」と「夫妻」って、どう使い分ければいいの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月21日放送分のテーマは「夫婦と夫妻」です。
「夫婦」を辞書で調べると「法律上、結婚関係にある男女」とあります。
夫婦の「夫」という字には「結婚して妻がいる男性」という意味があります。それに対して「婦」という字は、「結婚して夫がいる女性」という意味があります。
「夫婦」と同じような言葉に「夫妻」があります。どちらも意味は同じですが、「夫妻」は「夫婦の改まった言い方」であり、使い方が違うそうです。
「夫婦」の場合、「私たち夫婦は……」など、主に自分たちのことを指すときに使います。身内などの親しい関係同士でも、「今度は夫婦で来てね」といったように使われています。
相手が先輩や年上の場合は、敬意を込めて頭に「ご」を付け、「ご夫婦で……」のように使います。
それに対して「夫妻」は、「夫妻でお越しください」など、主に相手のことを指すときに使います。自分たちを「私たち夫妻は」とは言いません。さらに敬意を込めて「ご」を付け、「ご夫妻」といったように使われています。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・