当初、「クリスマスツリー」には何が飾られていたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月20日放送分のテーマは「クリスマスツリーの豆知識」です。
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※画像はイメージです
現在のようなイルミネーションの始まりは、「16世紀ドイツの宗教改革者、マルティン・ルターが考えた」という説があります。
ある夜、きらめく星たちの美しさに感動したルターは、その景色を再現するために小さなもみの木を持ち帰り、枝の先端に小さなロウソクを灯しました。これが「イルミネーションの始まり」とされていますが、同時に「クリスマスツリーの始まりでもある」と言われているそうです。
その後、現在のようなクリスマスツリーに飾り付けをする風習が、ドイツで始まったと考えられています。
17世紀初頭、当時のドイツ・エルザス地方(現在のフランス・アルザス地方)の家庭では、クリスマスの時期になると「もみの木」を森から持って来て、リンゴやワッフル、金箔やお菓子で飾り付けたそうです。
こうした風習は当初、プロテスタント教の家庭だけで行われていましたが、のちにカトリック教の家庭や教会にも受け入れられていきます。
その後、ドイツからアメリカへと渡った人たちがクリスマスツリーの伝統を伝えたことから、世界中に広まったと言われています。