サツマイモを切ったときに出る「白い成分」って何なの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月24日放送分のテーマは「サツマイモの栄養」です。
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※画像はイメージです
サツマイモには食物繊維が豊富に含まれています。サツマイモを切ったとき、白い液体が浮き出てきますが、これは「ヤラピン」という成分です。ヤラピンには整腸作用があるとされ、サツマイモに含まれる食物繊維との相乗効果で、整腸作用と便秘予防に効果が期待できます。
イモ類のなかでもサツマイモは、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは日焼けを防いだり、病気やストレスに対する抵抗力を高めてくれるそうです。
一般的にビタミンCは「熱を加えると壊れやすい」と言われますが、サツマイモのビタミンCはデンプンで保護されているため、熱を加えても壊れにくいという特徴があります。
他にも、身体に不可欠なミネラルのひとつで、血圧を正常に保つ効果があると言われる「カリウム」も豊富に含まれます。カリウムには、ナトリウム・塩分を体の外に出す働きがあるため、塩分の摂りすぎを防いでくれると言われています。
また、サツマイモのなかには断面が紫色の「紫芋」があります。紫色は「アントシアニン」という色素によるもので、強い抗酸化作用があり、動脈硬化や老化予防が期待されています。