大阪の地名「桜島」……島ではないのになぜ「島」の字が?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月9日放送分のテーマは「“桜”が付く地名」です。
日本には「桜」が付く地名がたくさんあります。例えば、鹿児島県の「桜島」です。
火山のイメージが強い桜島ですが、名前の由来には諸説あります。例えば平安時代中期、京都からこの地にやって来た「桜島忠信」の名前に由来するという説です。
また、日本神話に登場する桜の霊「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」が、桜島にある月讀神社(通称:五社大明神社)に祀られており、「さくやじま」と呼ばれていたものが「桜島」になったとする説。あるいは古代の大噴火の際、桜の花びらが海面に浮かんでいたので「桜島」と名付けたとする説などがあります。
大阪市此花区には、島ではないけれど「桜島」という名前の町があります。この地にあった新田を守るためにつくられた桜並木の堤防「桜堤」と、土地の埋め立て権利者である「島徳蔵」の名字を合わせたことに由来するそうです。
他にも「桜島」が付く地名には、三重県鈴鹿市の「桜島町」などがあります。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・