福岡県「朝倉」で生産しても「博多万能ねぎ」なのはなぜ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月6日放送分のテーマは「葉ねぎ」です。
「葉ねぎ」は「青ねぎ」とも言われます。代表的な品種である「九条ねぎ」は暑さや寒さに強いため、1年を通して栽培されます。「九条ねぎ」は京都発祥ですが、現在は西日本でも多く栽培されています。
「根深ねぎ」と呼ばれる種類は白い部分を食べますが、「九条ねぎ」のような葉ねぎは緑の葉の部分を食べます。さらに、同じ「九条ねぎ」でも「九条太ねぎ」は主に鍋料理、「九条細ねぎ」は薬味や料理の彩りとして使われます。
「九条細ねぎ」のなかでも、福岡県で生産されるネギを「博多万能ねぎ」と言います。栽培方法を工夫し、まだ若いうちに収穫した葉ねぎです。生で食べてもよし、煮てもよし、薬味に使ってもよしの「万能」なネギです。
「万能ねぎ」という名前は、福岡県の「JA筑前あさくら」で生産された小ねぎの登録商標です。東京で流通させるために「朝倉」の名前ではなく、知名度の高い「博多」の名前が付けられました。
また、葉ねぎを芽吹いた直後に収穫したものを「芽ねぎ」と言います。寿司などに使われることが多いです。
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