「ゼリー」と「ジュレ」って何が違うの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月8日放送分のテーマは「ゼリー」です。
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※画像はイメージです
「ゼリー」は子どものおやつから本格的なデザート、あるいは料理に使われたりと、幅広く親しまれています。ゼリーを辞書で調べると、「ゼラチンや寒天などの固まる性質を利用してつくった、冷たいお菓子や料理の総称」とあります。
魚や肉を煮たあと、冷えた煮汁がゼリーのように固まったものを日本では「煮こごり」と呼びますが、これは魚や肉のゼラチン質によるものです。
「煮こごり料理」は紀元前の古代ローマ時代からあり、フランス料理「アスピック(ゼリー寄せ)」の原型と考えられています。
お菓子の世界にゼリーが登場するのは、18世紀後半のフランスと言われており、それ以降「ゼリー=デザート・お菓子」のイメージが定着していきます。
現在では一般的に、果汁やワインなどに甘い味をつけ、ゼラチンなどを入れて固めたものを、お菓子の「ゼリー」として呼んでいるそうです。
ゼリーと同じように、見た目も食感も同じような「ジュレ」があります。この違いとして、「ゼリー」は英語、「ジュレ」はフランス語。それ以外、基本的には同じものだそうです。