「骨量」は何歳くらいから減少し始めるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月18日放送分のテーマは「骨の豆知識」です。
骨に含まれるカルシウムなど、ミネラル量のことを「骨量」と言います。1本の骨のなかにどれくらいの骨量があるのか、割合で示したものを「骨密度」と呼びます。
「骨量」は成長とともに増えていき、20歳前後で最大になります。これを「ピークボーンマス(最大骨量)」と言います。その後は20代~40代半ばごろまで、ほぼその状態が保たれますが、40代後半ごろから次第に減少していきます。
骨量が一定量を下回ると、骨がスカスカの状態になってしまい、ちょっとしたことで骨折しやすくなります。この状態を「骨粗鬆症」と言います。
「骨粗鬆症」になるのは、男性よりも女性の方が多いとされています。女性の場合は骨量とホルモン量が関係していて、閉経を迎えるとホルモンバランスが崩れやすくなり、急激に骨量が減少することがわかっています。
さらに女性の場合、妊娠や授乳期にたくさんのカルシウムを必要とすることも要因の1つと考えられています。
「骨粗鬆症」は転倒による骨折の危険性を高めたり、寝たきりの原因にもなりかねません。それを防ぐためにはカルシウムの摂取に加えて、日光浴やウォーキングなど、適度な運動が大事です。
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