「水筒の歴史」に大きな影響を与えたものって何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月23日放送分のテーマは「水筒の歴史」です。
日本では古くから、ひょうたんや竹でつくられた水筒が長い間使われていました。その後、1897年(明治30年)ごろに登場したのが「アルミ製の水筒」です。
この水筒は軍事工場でつくられていたそうです。軽くて丈夫な水筒は軍人にとって必需品であり、戦地ではまさに命を支える道具でした。
戦後の時代になると大きく進化し、「プラスチック製」や「ステンレス製」などさまざまな水筒が登場します。そして、水筒の歴史に大きな影響を与えたのが「魔法びんの水筒」の誕生です。
1904年(明治37年)、ドイツのガラス職人であるラインホルト・ブルガーが、世界初となる「ガラス製の魔法びん」の生産を始めました。その際、ブルガーが設立した会社が「THERMOS(テルモス)」……ギリシャ語で「熱」という意味です。
「THERMOS」を英語読みすると「サーモス」になります。これをのちに社名としたのが、「ステンレス製の魔法びん」などでおなじみの「サーモス株式会社」です。
魔法びんは1907年、日本に初めて輸入されます。そこから日本でも魔法びんの歴史が始まり、やがて水筒としても活用されるようになっていきました。
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