福岡のうどんが「柔らかい」と言われるのはなぜ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月6日放送分のテーマは「うどんの歴史」です。
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※画像はイメージです
はるか昔、紀元前の時代に西アジアで小麦の栽培が始まり、中国では小麦粉を使ってさまざまな食べ物がつくられるようになりました。それが日本に伝わり、「うどん」に変化したと考えられています。
うどんの発祥には諸説あり、その1つに「福岡が発祥の地」という説があります。福岡市の「承天寺」には、「饂飩蕎麦発祥之地(うどんそば・はっしょうのち)」という石碑があるそうです。
この寺を開いた僧侶である「聖一国師(円爾)」が、鎌倉時代の1241年、当時の中国・宋から麺の製法や製粉技術を持ち帰ったのが始まりとされています。
そして、うどんやそばのつくり方を世に広めたことから、承天寺は「うどん・そばの発祥の地」とされているそうです。
ちなみに福岡のうどんは、他の地域のうどんと比べて「柔らかい」と言われています。理由としては、「最初に伝えられたうどんが、もともと柔らかかったから」。また「博多っ子はせっかちで、注文して食べるまでに時間がかかるのが嫌なため、茹で置きしておいた柔らかいうどんを使うのが一般的になったから」などとされています。