「道の駅」誕生から30年 構想のきっかけは「トイレ」の問題?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月13日放送分のテーマは「道の駅の豆知識」です。
時代が「平成」になり、過疎化が進む中国地方では地域の活性化が大きな課題となっていました。そんな折、1990年に「中国・地域づくり交流シンポジウム」が開催されます。
シンポジウムにおいて、参加者から「道路にも鉄道の駅のように『トイレのある駅』があってもいいのでは?」と提案があったそうです。それをきっかけに「道の駅」の構想が始まったと言われています。
翌1991年秋、栃木県・岐阜県・山口県の3県で「仮設の休憩所」や「案内施設」を使った社会実験が、半年間にわたって行われました。その結果、道の駅によって「地元のコミュニティが形成された」「地元の特産物をPRできた」など、たくさんの効果が報告されたそうです。
そして1993年2月、国によって「道の駅」の登録・案内制度が創設されます。同年4月には、全国103ヵ所の施設が「道の駅」として正式に運用をスタートしました。
今年(2023年)は「道の駅」ができてから丸30年を迎えます。30年の間に数はどんどん増え、今年2月には新たに6つの「道の駅」が登録されました。現在は全部で1204ヵ所が登録されています。
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