『離婚しようよ』松坂桃李×仲里依紗、政治家と女優が離婚を決意?
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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1126回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画・ドラマを発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、全世界独占配信中のNetflixシリーズ『離婚しようよ』と、大ヒット公開中の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』をご紹介します。
おうちで観たい! Netflixシリーズ『離婚しようよ』 ~私たち、選挙が終わったら離婚します
数々のヒット作を手がけてきた脚本家、宮藤官九郎と大石静。日本のエンターテインメントを牽引する2人が共同脚本を務めたNetflixシリーズ『離婚しようよ』が、いま注目を集めています。
本作は、それぞれが抱える諸事情から離婚することができない、夫婦のすれ違いを描いたホームコメディ。タイトルからは、何やら吉田拓郎さんの名曲を彷彿させるものもありますが……。
Netflixシリーズ『離婚しようよ』のあらすじ
女性関係にだらしなくて世間知らずのまま育った、愛媛の三世議員・東海林大志。愛媛を舞台にした連続ドラマ「巫女ちゃん」で大ブレイクした、国民的人気女優・黒澤ゆい。
結婚5年目を迎え、おしどり夫婦として知られている2人だったが、実は、彼らの夫婦生活は破綻していた。
大志とゆいは、愛のない関係にピリオドを打とうと、離婚を決意。しかし、実家からのプレッシャーやら、スポンサー契約による制約やら、前途は多難。
さまざまな軋轢が生じるなか、2人は“離婚”という揺るぎない目標に向かって共闘していくが……。
Netflixシリーズ『離婚しようよ』のみどころ
主演を務めたのは、確かな演技力で観客を魅了する松坂桃李。本作では失言や迷言を繰り返す、能天気なお坊っちゃま議員役を好演。
女性からみるとイラッとくる……かも知れない“ダメ男”も、松坂桃李が演じると、どこか憎めない愛嬌が。そんなコミカルな演技は必見です。
一方、大志の妻・ゆい役は、女優としてはもちろん、飾らない素顔も魅力的な仲里依紗。
「“お嫁さんにしたい女優No.1”の国民的女優」という、これまでの出演作では観られなかったタイプの役どころに挑戦。新境地をみせています。
さらに、ゆいを虜にする自称アーティスト・加納恭二役の錦戸亮をはじめ、板谷由夏、山本耕史、古田新太、尾美としのりなど、実力派俳優が共演。それぞれクセの強いキャラクターを、個性豊かに演じています。
“離婚”がテーマとなってはいるものの、決してドロドロとしたテイストではなく、むしろ笑いが随所に散りばめられている本作。特に大志とゆいによる攻防戦からは、それぞれの本音と主張が垣間見え、「あ、わかる……」と共感を持つ人も多いのではないでしょうか。
“離婚”に向かって突き進んでいくストーリーであると同時に、多種多様な結婚観や恋愛観が描写されているのも、このドラマの面白いところ。夫婦の在り方、そして人間関係の大切さについて改めて考えさせてくれる作品です。
映画館で観たい!『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 ~ハリソン・フォード、最後の冒険へ……
超人気シリーズ『インディ・ジョーンズ』、15年ぶりの最新作。これまで世界中を巡って、さまざまな謎に挑んできた考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズ。
彼が最後の冒険で探し求めるのは、彼の人生と運命を変える秘宝。その名は、“運命のダイヤル”。
主演はもちろん、名優ハリソン・フォード。
御年、80歳。地下鉄の線路を馬で走るなど、豪快かつ洗練されたアクションの連続は、まるで齢を感じさせず。むしろ、ワクワクが止まりません!
世代を問わず楽しめる、究極のアトラクション・ムービー。最後にして最大の冒険を、スクリーンで見届けよ!
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■Netflixシリーズ『離婚しようよ』
Netflixにて全世界独占配信中
出演:松坂桃李、仲里依紗、錦戸亮、板谷由夏、竹下景子、古田新太、織田梨沙、神尾風珠、少路勇介、矢沢心、高岸宏行、前原滉、尾美としのり、池田成志、山本耕史、高島礼子
監督:金子文紀、福田亮介、坂上卓哉
脚本:宮藤官九郎、大石静
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデューサー:礒山晶、勝野逸未
制作プロダクション:TBSスパークル
製作著作:TBSテレビ
配信:Netflix
公式サイト https://www.netflix.com/離婚しようよ
■インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
2023年6月30日(金)より全国ロードショー
監督: ジェームズ・マンゴールド
製作:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、サイモン・エマニュエル
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセン
日本語吹替版:村井國夫、坂本真綾、井上和彦、大塚明夫、木村皐誠、中村悠一、宝亀克寿
原題:Indiana Jones and the DIAL OF DESTINY
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
公式サイト https://www.disney.co.jp/movie/indianajones-dial
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/