「かき氷」が家庭で食べられるようになった「きっかけ」
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月11日放送分のテーマは「かき氷の豆知識」です。
古くから夏の暑い時期に氷を食べる習慣はありましたが、天然の氷を運び出してつくる「かき氷」はとても高価なもので、食べられるのはごく限られた人だけでした。
「かき氷」が庶民の間でも広まるようになったのは、明治時代以降です。氷を人工的につくる技術が発達し、さらに「氷削機」が誕生したことで、かき氷は身近な存在となっていきます。
「氷削機」は氷を刃で固定し、ハンドルをグルグル回しながら削っていくもので、現在使われているかき氷機とほとんど変わらない仕組みだそうです。
昭和・戦後の時代まで「かき氷はお店で食べるもの」というイメージでしたが、電気冷蔵庫が普及するようになると、家庭でも手軽につくれるかき氷機が次々と誕生します。さらに、お子さんでも安心してかき氷がつくれるよう、安全性に考慮し、見た目も可愛いかき氷機が出てきました。
例えば、1975年に「アサヒ玩具」から発売された『氷かき ぺんぎんちゃん』です。ペンギンの形をしており、胸のところからかき氷が出てきます。
他にも、1978年に「タイガー魔法瓶」から発売された『きょろちゃん』はクマの形で、ハンドルの回転に合わせ、目がキョロキョロと愛らしく動いて氷を削ります。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・