「がめ煮」の名前って何が由来なの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月5日放送分のテーマは「郷土料理の煮物」です。
全国には郷土料理と呼ばれる煮物が数多くあります。
例えば「筑前煮」は、福岡県の北部・西部にあたる筑前地方の郷土料理です。鶏肉、ニンジン、レンコン、ゴボウ、コンニャクなどの具材を油で炒め、砂糖と醤油で味付けし、甘辛く煮ます。
一般的な煮物と違い、煮る前に油で炒める点がポイントです。油で炒めることによってコクが出るのと、具材が油でコーティングされるため、煮る際にアクが出にくくなるメリットがあるそうです。
九州以外だと「筑前煮」を「がめ煮」と呼ぶことも多いそうですが、実はまったく同じものではないと言われています。
違いは具材の「鶏肉」にあります。筑前煮では「骨なし」を使うのが一般的ですが、がめ煮では「骨付き」がよく使われるそうです。骨付きの鶏肉を使う「がめ煮」は、祝いの席などで出されるご馳走だったと言われています。
「がめ煮」という名前について、博多弁で「寄せ集める」という意味の「がめくり込む」が由来とする説があります。
他に、もともとは鶏肉ではなくスッポンを野菜と煮たことから始まった料理なので、「亀煮(がめに)」と呼ばれるようになったとする説もあります。
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