キャスターの辛坊治郎が11月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。2025年大阪・関西万博を巡り、膨らむ費用を理由に開催中止論が一部にあることについて、「反対するなら招致段階で声を上げるべきだ」と苦言を呈した。
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工事が進む夢洲の大阪・関西万博会場=2023年11月23日午後、大阪市此花区 写真提供:産経新聞社
博覧会国際事務局は2030年の万国博覧会をサウジアラビアのリヤドで開くことを決定した。中東での開催は2021年のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに続き2度目。また、今回は韓国の釜山とイタリアのローマが立候補していた。
辛坊)2025年万博の開催地が日本(大阪)に決まったのは2018年11月です。ちょうど5年前ですね。3カ国で争っていましたが、パリで開かれた博覧会国際事務局の総会で、ロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)を破り、選ばれました。
今、大阪・関西万博を巡っては、「費用がかかり過ぎるので中止したほうがいい」という声が一部にあります。私が開催地を争ったアゼルバイジャンの国民だったら、「ふざけんな!」と言いますよ。日本としては、開催まで2年を切っている現時点では、どうやって成功させるかということを考えていかなければならないと思いますね。
中止することはあり得ないと思いますが、仮に中止したら世界に顔向けできないですよ。開催に反対するのであれば、招致活動の段階で声を上げるべきだったと思います。