避けられがちな「脂質」が、体内で担う「重大な役割」
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月6日放送分のテーマは「脂質」です。
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「炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラル」と並ぶ「5大栄養素」の1つに、「脂質」があります。
「脂質」は身体を動かすためのエネルギー源で、同じエネルギー源である「糖質」や「タンパク質」と比べ、少ない量でより多くのエネルギーをつくり出してくれます。
他にも、身体の細胞膜や神経組織、ホルモンの材料になったり、ビタミンA、D、E、Kなどの水に溶けにくいビタミンの吸収を助けてくれます。
脂質は主に、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」という2種類の脂肪酸によって構成されています。「飽和脂肪酸」は常温では固形で、肉類や乳製品など、主に動物性脂肪に含まれています。
「不飽和脂肪酸」は常温では液状で、植物油に多く含まれる「オレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」や、青魚などに含まれる「DHA」「EPA」などの種類があります。
飽和脂肪酸には血中コレステロールを増やす働きがあり、逆に不飽和脂肪酸は血中コレステロールを下げる働きがあります。
脂質は摂り過ぎると脂肪として体内に貯蔵されるため、摂り過ぎには注意が必要ですが、極度に控えるのもよくないそうです。